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SDGs8「働きがいも経済成長も」|3つのポイントと取り組み事例を紹介

困っているひと
SDGsの目標8(働きがいも経済成長も)の具体的な取り組みを知って理解を深めたいです!

 

こんな悩みにお答えします。

 

本記事の内容

  • 目標8「働きがいも経済成長も」を解説
  • 目標8で押さえたい3つのポイント
  • 事例紹介:SDGs目標8の企業の取り組み

 

目標8「働きがいも経済成長も」を解説

 

目標8「働きがいも経済成長も」は働く事に関する目標です。

 

それでは今回も目標とアクションについて解説していきます。

 

目標8は「働きがいも経済成長も」

目標8「働きがいも経済成長も」は、「すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する」という目標です。

 

「ディーセント・ワーク」というのは、「権利が保障され、十分な収入を生み出し、適切な社会的保護が与えられる生産的な仕事」のことです。つまり、仕事が生まれ安全な職場で、問題を平和的に解決でき、労働者が正しい権利を持っている仕事のことです。

 

当たり前の事を言っているようですが、それができていない国や企業は多くあります。

 

目標8の具体的なアクションは12個

目標に向けた具体的なアクションは12個あり、下記の通りです。

 

ターゲット
8.1 各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。
8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上およびイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性、およびイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10カ年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性および女性の、完全かつ生産的な雇用およびディーセント・ワーク、ならびに同一労働同一賃金を達成する。
8.6 2020年までに、就労、就学、職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。
8.7 強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終わらせるための迅速で効果的措置の実施、最も劣悪な形態の児童就労の禁止・撲滅を保障する。2025年までに少年兵の徴募や利用を含むあらゆる形態の児童就労を撲滅する。
8.8 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、すべての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。
8.9 2030年までに、雇用創出、地元の文化・産品の販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
8.10 国内の金融機関の能力を強化し、すべての人々の銀行取引、保険、および金融サービスへのアクセス拡大を促進する。
8.a 後発開発途上国のための拡大統合フレームワークなどを通じて、開発途上国、特に後発開発途上国に対する貿易のための援助を拡大する。
8.b 2020年までに、若年雇用のための世界的戦略および国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。

 

働くということは万国共通なので、様々な問題が混在しているのもこの目標の特徴です。

 

なので、先進国発展途上国問題を分けて理解することが必要です。

 

目標8で押さえたい3つのポイント

目標8では、大きく3つの課題があります。以下の3つです。

  • 生産性の向上と働き方改革
  • 雇用の創出と失業率の改善
  • 児童労働の問題解決

それではさっそく見ていきましょう。

 

課題①:生産性の向上と働き方改革

日本のような先進国では働き方を変えていく必要があります。

 

何も考えずに経済成長を重視すると、過度なオーバーワークを引き起こし社員が辞めてしまったり、妊娠・出産で仕事にコミットしきれない女性が昇進できず組織の多様性を失ったりします。

 

また、日本は今後人口がどんどん減少すると言われています。このままでは労働人口が減ってしまうため、一人当たりの生産性を高めなければいけません。

 

今、積極的に取り入れられているテレワークもその一環です。通勤や打ち合わせの移動がなくなることで退勤時間が早くなったり、子育てしながら自宅で働くことができたりします。

 

残業時間が減ることで、新しい学びの時間にあてたり、家族と過ごす時間が増えたりしたという話もよく聞きますね
けーる

 

課題②:雇用の創出と失業率の改善

2016年の世界の若者の失業率は約13.1%です。働くことを諦めてしまった「ニート」となる若者が増えています。未来を担う若者が満足に働ける環境をつくることはとても大事です。

 

不当な労働環境や長時間労働など、若者が職を失ってしまう理由は様々かと思います。

 

企業が貴重な人材を確保し続けようとするならば、仕事が生まれ、安全な職場で、問題を平和的に解決でき、労働者が正しい権利を持っている仕事、つまりディーセント・ワークの実現が不可欠です。

 

このように持続可能な社会の実現に向けては、企業も持続可能になっていく必要があります。

 

課題③:児童労働の問題の解決

世界には様々な理由で学校にいけず、働かなければいけない子供たちがいます。このような世界の児童労働の問題も解決しなければなりません。

 

世界で働く5〜17歳の子供は1億5200万人とも言われています。これは10人に1人の子供が児童労働をしなければならない状態にある計算になります。

 

児童労働が減らなければ、子供たちは適切な教育を受けられず、現在の貧困から脱出することはできません。また、大人になっても不安定な職業に従事することが多く、犯罪に走りやすい問題にも繋がります。

 

日本では想像しがたい話ですが、世界ではこのような問題があり、解決に向けて努力をしなければなりません。

 

事例紹介:SDGs目標8の取り組み

目標8をどう実現していくのか、さらに理解を深めていくために、企業の具体的な取り組みを見ていきましょう。

 

①:働き方改革に関する取り組み

働き方改革に関する取り組みは「テレワーク」や「性差や年齢に合わせた働き方」などが挙げられます。

 

取り組み事例① テレワークの推進で生産性の向上|株式会社ワークスマイルラボ

以前弊社では、小さなお子さんを抱える女性社員が、子供の急な病気等で休まざるを得ないことが多々発生していました。 本人も気まずく心理的負担が多い。 特に子供がインフルエンザにかかると看病に一週間休まざるを得なく、周りのメンバーも本心では「いい加減にしてほしい」という状況で、社内の雰囲気も悪くなりました。

当時は社員数も17名と規模も小さく、ひと一人が休む影響や負担は大きいものでした。 こういった状況が続くと結果的に退職せざるを得なく、長年弊社にとって経営課題の一つでした。 「自宅でも仕事ができたらこの問題は解決するのではないか。」そう考え始めたのがテレワークでした。

当時はテレワークという言葉もなく、単に在宅勤務と呼んでいましたが、にテレワークを始めてみると業務に集中して仕事ができ、生産性が向上。 ちょうど社会では長時間労働の是正が求められる「働き方改革」が叫ばれるようになった時でした。 生産性が向上したことで、残業が大幅に削減しました。

詳細:テレワークでSDGs | ワークスマイルラボ

 

取り組み事例② 幅広い年齢層への働く場と働きがいの提供|岡山ビューホテル(株式会社セントラル・パーク)

育児中のママの時短採用による社会復帰をサポート
育児中で職場復帰をしたくてもなかなかできないママを時短で働いてもらっています。それによって仕事に対する自信を付けてもらっています。さらに希望があると正社員への登用も行っていきます。

●定年退職者など高齢者の積極雇用
社会経験豊富な元気な高齢者にも門戸を開いています。駐車場受付や館内のメンテナンスなどで今まで培った経験と知識で若いスタッフをリードしてくれています。

社内表彰制度などスタッフのモチベーションアップを推進
当社では18歳から80歳を越える幅広い年代のスタッフが働いており、家族のような会社です。その中でも特に頑張ったスタッフを数名表彰しています。ほかにも社内研修制度コンベンション参加優良店舗視察入院費用50万円まで補助家族記念日制度などさまざまなフォロー体制を確立させています。

詳細:SDGsの取り組み | 【公式】岡山ビューホテル

 

②:持続可能な社会に貢献する取り組み

持続可能な社会に貢献する取り組みは、自社の事業がステークホルダーに良い影響を与えることで社会全体がHAPPYになるような取り組みが挙げられます。

 

取り組み事例③ 課題が多い住宅メンテナンス業界で 明るく働きやすい環境を|株式会社 CoLife

住宅メンテナンス業界では、住まいに関する情報が整備されておらず、サービスの提供にあたり、様々な情報の確認で多くの手間がかかること、またIT化が遅れていることもあり、お客様とのコミュニケーションのやり取りや、見積もりや請求書のやりとりなどが非効率であったり、課題が多い現状があります。

さらに居住者にとってもわからないことが多く、価格も不透明、どこに問い合わせていいかわからないことも多く、不便が多数存在している業界であるのが実状です。

当社は住まいの情報を整備するシステム開発やサービスコミュニケーションやメンテナンスサービスの提供、さらには決済までを用意にするアプリケーションなど、住宅メンテナンスにおける様々な課題をITテクノロジーを活用して解決を図っていきます。それにより、住宅メンテナンス業界に関わる方々の働きやすい環境を創造し、業界全体のイメージの改善を目指しています

詳細:SDGs|株式会社CoLife(コーライフ)

 

取り組み事例④ Gmail HR Tech|キャスレーコンサルティング株式会社

昨今ニュースで取り沙汰される「うつ病」や「労働基準法・コンプライアンス違反」などの社会課題に着目。メールを中心にしたデータ解析によりこれらのリスクの前兆把握・検知が可能です。目には見えにくい心の問題にビッグデータとAI解析という観点からアプローチし、「働き方改革」を実現するプロダクトです。SDGs8「働きがいも経済成長も」にも貢献します。

詳細:システム開発・SDGsビジネスを展開するIT企業|キャスレーコンサルティング株式会社

 

 

取り組み事例⑤ オオスミのSDGsへの取り組み|株式会社オオスミ

環境部長®を通じて、事業所における環境法令の順守状況を把握するとともに、さらなる環境負荷低減へ向けてお客様に寄り添い、より一層の企業価値向上のためのサポートを行います。 また省エネ調査においては適切な設備運用を提案することで、最大の費用対効果を実現していきます。

ゆあらぼ®や材料解析では、お客様の品質、生産効率向上のため、様々な問題解決に向けて専門的立場からアドバイスを行います。 労働環境については、特に東南アジアの諸国に対して、作業環境測定を通じて劣悪な作業環境の低減を展開していきます。

詳細:オオスミのSDGsへの取り組み|株式会社オオスミ

 

③:世界の労働環境に貢献する取り組み

世界の労働環境に貢献する取り組みでは、雇用を創出したり、日本で既に行われている持続可能な労働環境を活かし、展開したりする取り組みです。

 

取り組み事例⑥ TASUKEAI SHOP|株式会社Shoichi

ASEAN地域で店舗を運営することで、現地の女性の雇用を生み出しています。働ける場が少ない地域の女性たちにファッション業界で働く夢を提供しています。 積極的に店舗の拡張も行っています。

またCSR事業において、子どもたちに日本語教育支援を行うことで、子どもたちの将来の選択肢を広げるサポートをしています。 日本語を身につけ、日本で働くという夢も応援しています。

詳細:TASUKEAI SHOP|TASUKEAI 0 PROJECT

 

まとめ:働きすぎな日本は、働き方改革で生産性を高めよう!

最近こそ、テレワークで移動時間が削減したり、これをきっかけに企業でもデジタルトランスフォーメーションが進んだり、更なるデジタル化が進んでいくと思います。

 

自分が体験してこそ、その良さはわかるものだと思うので、これをきっかけに働き方もイノベーションが起きると良いですね。

 

最近、ワーケーション(観光地やリゾート地で休暇を取りながらテレワークする働き方)の推奨を政府がしていましたね。国が推奨すれば大企業も推進しやすいのではないでしょうか。

 

今後の日本の働き方に大いに期待ですね!

 

今回は以上です。

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