思考

MECE(ミーシー)に分解するコツとは?【オススメのやり方を解説】

困っているひと
分析の際、ミーシーを意識した方がいいと言われたけど、ミーシーってなんだっけ・・・?やり方も含めて知りたいです。

 

こんな悩みにお答えします。

 

あなたがプレゼンやレポートするときによく困ってしまうのはどんな場面でしょうか?

 

「たくさん時間をかけたのに、考えていなかった点を上司に指摘されてしまう」

「十分に分析したが、まだ考えていない点があるのではないかと不安になってしまう」

 

そんな方にMECE(ミーシー)に考えることのコツをお伝えしたいと思います。

 

MECEで分析するコツを掴めば、今の分析を格段に早く・正確にすることができ、また、出した結論に対して不安になるようなこともなくなりますよ。

 

それでは早速見ていきましょう。

 

MECE(ミーシー)とは?

MECE(ミーシー)とは、Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、モレなく、ダブりなくという意味です。

 

分析の際にMECE(ミーシー)を意識するとは、モレなくダブりなく思考を進めることで効率的に分析を進めることです。

 

MECE(ミーシー)の概念は、下図のようなイメージです。

MECEの概念図

 

 

例えば、解決すべき問題(イシュー)があったときに、論点を分解して整理していきますね。分解するとは、「全体」を「部分の集合」に分けていくことを言います。

分解のイメージ

 

この時に、分解が甘いと重要な点が抜け漏れてしまったり、また、分解が雑だとダブりが発生してしまったりします。

 

分析とは、「どれだけ効率よく正確に判断できるか」がポイントになっていくので、MECEは合言葉のようなものです。

 

MECEに分解する手法例3つ(+おまけ)

 

さっそく、MECEに分解するためのコツを見ていきましょう。トピックとしては下記の通りです。

  • 手法①:層別分解
  • 手法②:変数分解
  • 手法③:その他の分解
  • おまけ:分解の切り口を考える

 

それぞれ見ていきます。

 

手法①:層別分解

層別分解とは、全体を複数の部分に分ける分解手法です。

 

年齢(10代/20代/30代/40代/50代/60代/その他)や性別(男/女)、メーカー別、チャネル別、時間帯別など、分解したものを全部足し合わせていくと100になります。

 

細分化しようと思えばキリがないですが、分析にインパクトを与えない部分は「その他」として括ってしまって大丈夫です。

 

手法②:変数分解

変数分解とは、全体を構成する変数に分ける分解です。

 

例えば、売上=[客単価]×[客数]というようなイメージです。

 

変数分解のポイントは、分析対象の数値がどのような変数で構成されているか考えてみることです。売上がどのように構成されているか考えると、問題の原因を特定しやすくなります。

 

また、変数分解のいいところは、初期の分解に適していることです。

 

例えば、変数分解で[売上]=[客単価]×[客数]に分けた後で、[客数]を年齢別に分けるなどしていくと全体を部分の集合に分けていくことができます。

 

手法③:その他の分解

それ以外にも下記のような方法でも分解することが可能です。

  • プロセスで分解する
  • 判断要件で分解する

それぞれ見ていきましょう。

 

プロセスで分解する

プロセスで分解していくことも有効な問題解決の手法です。

 

バリューチェーンや顧客の購入までのプロセス(AIDMA)などがこれに当たります。

 

ステップごとに整理していくと、どのステップでつまづいているのか明らかにすることができます。

 

判断要件で分解する

ビジネスだと顧客選定の際にQCDのフレームワークを使うことがあると思います。

Q:品質(Quality)
C:コスト(Cost)
D:納期(Delivery)

このように要件で分解して、それぞれ適合しているか検証する分け方もあります。

 

例えば、転職をすべきか?という問いに対して、[給料]、[やりがい]、[休み] etc・・・・で検証し、最終的に今の会社と比較するのも似たようなアプローチです。

 

おまけ:分解の切り口を考える

おまけで、分解の切り口を増やすポイントをお伝えします。

 

課題の特定・解決には、状況を想像し想定することで、「切り口」を数多く出すことができるかにかかっています。

 

切り口を出す視点として、4つのWが活躍します。

  • What:「モノ」に着目
  • Who:[人]に着目
  • When:[時間]に着目
  • Where:[場所]に着目

 

例えば、What[モノ]だったら、

どんな種類のモノがあるか?製法は?価格は?発売日は?用途は?色は?・・・・

 

Who[人]だったら、

(どんな人を特定したいかを考えた上で、)年齢は?性別は?年収は?職業は?最終学歴は?居住地は?利用頻度は?家族構成は?・・・

 

When[時間]だったら、

(どんな粒度で時間を特定したいか考えた上で、)年別、期別、月別、日別、時間別、天気別、気温別、給料日前後・・・・・

 

Where[場所]だったら、

(場所の特性を想像した上で、)国別、都道府県別、市町村別、自宅/自宅以外、オンライン/オフライン・・・

 

というように分解していきましょう。

 

MECEに分解するを失敗しないコツ4個【実践編】

MECEの分解のテクニックをお伝えしたところで、失敗しないための大事なコツをお伝えします。以下の4つです。

  1. いきなり細かく分けない
  2. イシューに沿って分解する
  3. 言葉の範囲を明確にする
  4. 意図を持って分解する

 

①:いきなり細かく分けない

MECEに考えていくコツの1つとして、いきなり細かく分解しないことです。

 

なぜなら、細かく分けすぎると、分析対象が増え、本来分析しなくてもいいような小さな問題にまで時間を使ってしまうからです。

 

例えば、コーヒーの場合、競合商品の売上を調べる際にいきなり、BOSS / ワンダモーニングショット / KIRIN FIRE・・・・・と商品ごとに分類していくと果てしないですよね。。商品を調べるだけでも大変な労力です・・・。

 

最初は、サントリー / アサヒ飲料 / KIRIN ・・・[企業ごと]や、缶コーヒー / ペットボトルコーヒー / コンビニコーヒー・・・[商品セグメントごと]・・・・というように大きく分解をするところから始めましょう。

 

最終的には細かい単位で分析しますが、最初は大きく分解していきましょう。

 

②:イシューに沿って分解する

MECEを意識するあまり、安易な切り方に走ってしまうことが多々あります。イシューに沿って分解しましょう。

 

例えば、カフェの売上について分析したい時に、「売れ筋商品を分析して売上拡大したい」場合と、「お客様の入店のバラツキを平準化して売上を最大化したい」場合、分解の仕方が違いますよね。

 

前者は商品カテゴリや商品単位で分解、後者は時間で分解という感じです。

 

最終的に解決したい課題に沿って分解しましょう。そのためには、イシューや論点がより具体的だといいですね。

 

③:言葉の範囲を明確にする

例えば、朝 / 昼 / 夜 / 夜中 と分解したとします。

 

ここで質問されます。「朝は何時で、昼は何時ですか?」

 

なんとなく4つで分解したから・・・朝は6時~10時で・・・となるかもしれませんが、分解を見た人が全員が共通の認識になるためには、ちゃんと時間で区切りましょう。

 

例:朝(6時〜11時) / 昼(11時〜18時) / 夜(18時〜23時) / 夜中(23時〜6時)

 

という感じです。

 

④:意図を持って分解する

最後に意図を持って分解しましょう。

 

先ほどの例を参考にすると、

 

例:朝(6時〜11時) / 昼(11時〜18時) / 夜(18時〜23時) / 夜中(23時〜6時)

 

の時間の区切り方のことです。

 

朝がなぜ6時〜11時なのかは、当事者が最も適当だと思う設定にすべきです。

 

区切り方もただなんとなくやるのは勿体無いです。

 

意図を持って区切りましょう。

 

まとめ:

MECE(ミーシー)を意識する方法、いかがだったでしょうか。

 

分解するときにMECEを意識することができれば、分析のヌケモレがないだけでなく、頭の整理をしながら分析を進めることができるので、圧倒的なスピードで進めることができます。

 

とはいえ、常にMECEを意識するには慣れも必要なので、今日からはじめてみてください。

 

今回は以上です。

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